隠れてた震災の爪痕

こんにちは、雨ん防店長の結城です。

 

あと1ヶ月ほどで東日本大震災から丸8年が

経とうとしてますね、

街中では震災の爪痕はもう見受けられませんが、

いまだに生活を取り戻してない方は沢山います。

 

そんな中、仙台市の某図書館の天井裏に

震災時のコンクリート欠損が補修されずに隠れていたようで、その補修をしに仙台へ

 

 

 

こちらですね。コンクリートが変形し、欠損している箇所から鉄筋が露出しております。

欠損深さは10センチ程度。

天井裏だったので震災復旧工事で見つけてもらえなかったのでしょう。

東日本大震災後数年は、この様な欠損補修をかなりやってきましたのでお手の物です。

 

 

コンクリートが取れてきそうな箇所を斫り、

清掃したら防錆コンクリートプライマーを塗布します。

 

 

エポキシ樹脂の軽量モルタルで補修し

ひび割れにエポキシ樹脂ボンドを低圧注入します。

 

震災で苦しんだ方がいる分、私は震災のおかげで

沢山の補修方法や技術を学べました。

また大手ゼネコンやエンジニアの方達も

かなりのデータが取れたと思います。

震災のおかげで日本の建物の免震構造だったり耐震構造の技術も大きく進歩しました。

 

私達は震災で亡くなった方、苦しんだ方の気持ちを

背負い、日本の建築をこれからの未来の若者の為にプラスに持って行かなくてはなりません。

今後、あのような地震が起きても死者ゼロを

目指し、安心安全な建築を実現しなければなりませんね。