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台風 屋根 板金 張替え 葺き替え 事例

台風で屋根が飛ばされたと連絡があり、急いで現場に向かいました。
屋根にあがると写真の通り、屋根が無くなっております。このままでは雨漏りし放題になってしまいますので
工事の段取りができるまで応急処置をします。
ブルーシートを水下から敷き、端部を押さえの板で留め付けました。屋根はカバー工法で修繕しますので、野地板に直接ビスで留めております。
カバー工法とは、既存の屋根を残したまま、上から新しいトタン屋根を被せる工法です。

この状態で1週間ほど待っていただきました。
さあ、工事開始です。まず下葺きとして防水シートを全面に張り付け致します。
実はトタン屋根は、この下葺きがとても重要で、下葺きがしっかりしていないと雨漏りに繋がります。
この防水シートを劣化させないために保護されているのがトタン屋根なんですよね。
施工完了です。既存の四つ切屋根(小さい四角を張り合わせた屋根)の改修は横葺き屋根にするのが一番コストもかからず仕上がりも綺麗になります。
また、笠木を設けない施工が一番漏水のリスクが少ないです。笠木を取り付ける場合は屋根に貫板をビスで打ち込み笠木を取り付けます。
この場合の笠木はただの飾りですので、わざわざ屋根に穴を空け取付する意味がありません。雨漏りのリスクが上がるだけです。
また、余談ですが、勾配が緩い屋根を横葺きにすると雨漏りしやすいです。勾配が緩い屋根には縦調(瓦棒葺きや立ハゼ)が良いです。

建物の形状により屋根の作り方も違うんですよね。それぞれに合ったご提案を心掛けております。