こんにちは!雨ん防山形店店長の結城です!
もう年末ですねー、1年がとても早く、理由はないけど焦ってきますね(笑)
さて、先日社員に1日かけて現場でシーリング 作業を教える機会がありました。
目地幅は40ミリと太い目地もあったので、かなりいい経験になったと思います。
シーリング作業って単純だけど物凄く奥が深い作業なんですよね。そしてみんな上手くなりたい気持ちはあるものの、少し勘違いしてる部分があるんですよね。それは「クロス目地を一発仕上げ出来る技術がシーリングが上手な証拠」と思ってる人が多すぎる!!ウチの社員はシーリング の練習といったらクロス目地の1発仕上げばっかり練習するんですよ。
それ何の意味もないし練習にもならないんです。シーリングのクロスは先施工(先にクロス部分だけ仕上げてからあとから1辺だけ仕上げる工法)が基本ですからね!
例えば縦目地なら縦目地だけを先行したり、横目地だけを先行したりすれば、クロス目地は誰がやっても綺麗に仕上がります。腕の良し悪しで仕上がりにバラツキが出ません。それが基本!それ以上に大事な事は、マスキングテープの張る順番、マスキングテープの張る位置、折り方、ヘラの選定、壁の模様の見極め、バックアップ材の充填、ヘラの角度、ヘラの持ち方、チカラの加減、テープの剥がし方、ガン打ち、シーリングの粘度の感覚、現場を見てどの様に施工するのが最善かを見極める。
この方がよっぽど重要ですし、ここを考えたり覚えたりした方が最短で上手くなります。
↑ヘラで押さえる拓実
そんな所を充填的に説明しながらしっかり教えました。例えば、素人でも私が仕上げる状況を一旦やって見せて、私が使ったヘラで、この角度でここを意識しながら仕上げてって言ってやらせれば、誰でも案外綺麗に仕上がります。※これめちゃ重要!
シーリング 難しいとイメージ持ってる人の殆どは、「この形状ならこのヘラでこう仕上げる」というイメージが出来ないので、まずヘラの選定が出来てないんです!
↑マスキングテープを剥がす拓実
マスキングテープを剥がすのも細かいテクニックがありますし、バチベラにネタを溜めながらテープを剥がしてくる技術、ヘラを掃除するポイントもあるんです。
バチベラを上、中、下に分けて、上はテープを巻き取ってくる場所、中はネタを溜める場所、下はヘラを掃除する場所、この感覚も大事です。
↓ほぼ素人の拓実が仕上げた40ミリ幅の目地シール
↓ほぼ素人の拓実が仕上げた20ミリ目地
↓私が仕上げた30ミリ幅の目地
↓ほぼ素人の拓実が仕上げた40ミリ目地
私と拓実に仕上がりの差がありますかね?(笑)
ないですよ!
↓今日1日でめちゃくちゃ腕が上がった拓実(笑)
かなり自信がついたようです!教えた甲斐がありますね!ただ、今回の目地幅で私がヘラの選定をして教えましたが、この自信のまま自分で現場で作業しようとすると上手くいかず自信を失うんですよねwwwなぜかというと、違う現場は目地幅が違うし
マスキングテープも自分で貼らなきゃならないし、
ヘラも自分で選ばなきゃならないし、自分でヘラの角度も決めなきゃならないとなるとわからなくなるんです。まだ拓実は私が隣にくっついていないと仕上げられないと思いますが、仕事に自信がつくというのはとてもいい事ですね!今後、色々な角度や幅、形状を長年経験していく事で、この目地はこのヘラ!って自分でわかってくる時がやってきますよ。
私自身、一級シーリング技能士ですが、経験した事ない目地が出て来たら…それに合うヘラが無かったら、作ってみるとは思うけど失敗するかもしれません(笑)何事も経験が大事ということですね!
どうですか??クロス目地より大事な事が山程ある事がわかりましたかねぇ??クロス目地の練習は一人前になってからでも全然いいんです。まずは当たり前に色々な形状の目地を綺麗に仕上げる!ここをクリアしてみましょう!
今後私がシーリング 作業を現場で教えるよ!ってなったら多少無理してでも一緒に作業してみてください。しっかり上手くなれるように教えます。「実は簡単だった!たった1日でシーリングが上達する方法」この私のコースを受講したい方は是非www
↓米沢は雪が半端ねー(笑)完全に冬ですね、
それでは年内無事故で怪我なく締めくくりましょう!ご安全に!
↑私が飼ってるトイプ。果てしなくかわいい❤️
それではまた!